ブラピの等身大パネルの人が本物のブラピに会う話 後編

映画

みなさん、こんにちは。きのです。

前回は「ブラピの等身大パネルの人が本物のブラピに会う話 前編」を読んでいただき、ありがとうございました。

「え?まだ読んでないが…」という方はこちらからどうぞ!

Aブロック1番という完全勝利整理券を手に入れた私は、ホテルに帰って速攻でシャワーを浴び、二度寝をすることにしました。

こんな興奮した気持ちのまま、眠れるわけなんてないよ!

…なんて思いもしましたが、そこは普通にアラサーの体力の限界が勝って、普通に爆睡しました。スヤスヤ。

整理券を呈示しイベントの受付をするのが16時。二度寝して目を覚ましたのが11時だったので、まだまだ時間に余裕があります。

手に入れた整理券を眺めながら、白湯なんか飲んだりして、のんびり過ごします。(※普段は白湯など一ミリも飲みませんが、この時の私はブラピへの恋が加速しているため、付け焼刃の白湯を飲むなどして美容に気を遣っています

暇つぶしにTwitterを見れば、幸運なだけの人が偶然ブラピに遭遇し、写真を撮ってはしゃいでいるツイートを発見し、またもや祟り神寸前に。白湯なんか飲んでる場合じゃねぇ!!!

身支度をしていくよ~!

受付の前にフォロワーさんと会う約束をしていたので、予定よりも少し早めに身支度を始めます。

まずは髪の毛。おしゃれな切りっぱなしヘアをオーダーしたはずなのに何故か千と千尋の神隠しのハクでしかなくなった髪の毛をアイロンし、セットしていきます。ちなみに、後日友だちに会った時は「BLEACHの平子真子じゃん!」と言われました。

なんかさ、やっぱり“恋”しちゃってるからさ、こうしてヘアセットしたりお化粧したりしてるだけで、胸がドキドキして楽しいわけよ。

ブラピに会えるのなんてほんの数秒だけど、その数秒の為に「どのアイシャドウにしようかな?」って選んでる時間もさ、めちゃくちゃ楽しいわけよ。こんな楽しくて素敵な時間をくれたブラピ、本当に…ありがとう(涙)

そうして身支度を終え、母親に「こんな格好で行こうと思うんだけど、どうかな?」と全身の写真を送り「え?あんたがレッドカーペット歩くの?」と言われるぐらいにはドレッシーな出で立ちで、ホテルの部屋を出ました。

ホテルのロビーでフォロワーさんと合流し、いざレッドカーペットイベントの会場へ…!

行くぞ!!!(バァーン!!)(承太郎一行)

そして会場へ…

会場となる映画館では、午前中や昼頃に普通に他映画の上映が行われていたため、イベント参加券のない一般の方々もいました。

ロビーのただならぬ雰囲気に、何かしらのイベントが開催されることを察した一般の方々が「え!?なになに!?誰か来んの!?」「全然何も分からないけど、待っちゃおうかな!?」なんて談笑するなんて場面もありました。

だが、残念ながら今からここは、お前たちのような者がいていい場所ではなくなる。去れ。

ここは、狭き抽選の門を突破し、公開される作品や出演者、何よりブラピを愛している者だけがいていい場所なのだ。いいか、遊びのつもりなら帰れ!!!!!(どうしたの?)(※イベントが始まると同時に仕切りが設けられ、当選者以外は見れないように配慮されていました)

あまりに同担だらけの空間に、すっかりピリつく闘争心が止められない私。

フォロワーさんと話をしながら、なんとかその気を紛らわせるものの、確実に手足の体温は冷えていき、よくない感じの汗が身体のあちこちに滲みだす。

「レッドカーペットイベントの受付を開始します。Aブロックの方からどうぞ~。」

き、きた!!!!!!

レッドカーペットイベント、開始!

待機場所に案内させられ、実際のAブロックに誘導されるのを待つ。「Aブロック、1番の方~!」と声を掛けられ「はい!」と返事した時の快感たるや…

ま、でも大人なんでね。そこは余裕ありアリアリーヴェデェルチな感じで誘導に従います(さっきまで偶然ブラピに会えた人たちに憎悪を向けていたくせに…)

Aブロックの1番と言っても、報道陣やゲスト側のボディーガードやマネージャー、とにかく様々な人間がいて、ゲストがインタビューを受ける姿を見るどころか、ゲストが入って来るところすら見れない。

かろうじて人々のほんのりとしたザワつき(イベントでの大声での発生は、運営側より禁止されています)を感じて「い、今…誰かいる…?」と、なんとなく感じるレベル。

最初に出てきたのは、アーロン・テイラー・ジョンソンくん!

なんかスタイルのいい綺麗なお兄さんが歩いてくるな、と思ったら彼でした。アーロンくんは、このツアー中にすっかり「指ハート」や「横ピース」などのファンサにハマり、ここでもファンのみんなに沢山のハートとピースをサービスしていました。ツーショ撮るときも「うぇ~い!」って感じで撮っていて、なんかファンサっていうかギャルの集会みたいになってました。楽しい。

次に来たのは、真田広之さん。直前で来日が決まったあたり、実はタイトなスケジュールだったのかな?と勝手に想像していました。そんな中、生まれ故郷の日本に凱旋してくれて、ファンにとっては嬉しいこと、この上ないはずです。

私の後ろのいた妙齢の女性が、真田さんが来た時に、そっと真田さんのデビューシングル?の歌詞カードを渡して「うわぁ~!こんな古いもの、よく持っていましたねぇ。」と懐かしそうな表情で言われながらサインを貰っているのを見て、なんだか私も胸アツくなりました。人の夢は・・・終わらねェ・・・!

来るか…?そろそろ…?

そうこうしていると、隣にいたお姉さんに「ねぇ!ブラピが来てるよ!」と声を掛けられました。この数分の間で、私の周辺の人たちはなんとなく私がブラピのマジガチ恋だと察してくれたのか、色々とサポートをしてくれました。マジでありがとうございます。

「え!?ブラピ!?」と振り返るけど、そこにあったのは先程までとは比べ物にならないレベルの人数のスタッフと、ボディーガードと、なんか偉そうな人たち。その人たちの隙間を縫って目を凝らして、ようやく「ブラピ…か!?」レベルでしか視認できません。けど、いる!確かにそこにいる!けど!全然こっちに来ない!進んでる!?!?

と言うのも、今回にイベント。ゲスト陣のファンサービスの量と質がめちゃくちゃ良かったのだ。

若干時間が押すほど、ブラピを始めとするゲストの皆さんが、マジで一人も取りこぼさないレベルで写真、サイン、ファンサに応じて神ファンサをしてくれていたのです。確かにそこにいるのに、全然こっちに来ない!と感じられた理由は、これだと思います。

プレミア試写会の時間が迫り、一時的にファンサタイムは終了したものの、舞台挨拶が終了した後にブラピはもう一度レッドカーペットに戻り、まだファンサを貰ってない人たちの為に対応をしていたそうです。

いやもう…次の元号「ブラピ」で良くない?

普通に。いい人とかなんか、そういうの通り越してるよ。

とまぁ、イベント全体の話はここまでにしておいて。ここからはお待ちかねの、私とブラピがつに対面を果たした瞬間の話をしていこうと思います!!!!(デカ声)

装備品を紹介するぜ!

このイベントの為に私が用意したものは二つ。ジャンボうちわと、サインを貰うためのパンフレットです。

ジャンボうちわには「please blow me kiss」(投げキスして)と書きました。王道のファンサうちわですね。ジャンボうちわは、基本的に黄色地に黒字、そして手短な文でシンプルデザインが一番、遠くからでもよく見えます(ジャニオタ兼用の知恵)

裏側には「Look at me」と書き、ブラピが遠くにいる時はこれを掲げるつもりでした。スタッフさんたちの人数が多くて、ブラピが遠くにいる時はほぼ視界ゼロだったので、この面は残念ながら出番はありませんでしたが…笑

そして、パンフレットは2011年公開のブラピ主演映画「マネーボール」のものを用意しました。よく見ると、うちわの写真にもこのマネーボールのメインビジュアルを使用しています。

何故かと言いますと、単純にマネーボールがめちゃくちゃ好きで、マネーボールの時のブラッド・ピット(ビリー・ビーン)がめちゃくちゃに大好きだからです。

あらゆるブラピの中で一番ビジュアルが好きですし、年相応のおじさん役をやっているはずなのに何故かめちゃくちゃセクシーなところが、本当に大好きです。ブラピ(ビリー・ビーン)の話を始めてしまうと、このブログ記事に趣旨が変わってきてしまうので、とりあえずここまでにとどめておきます。

近付く、運命の時…

ブラピが、隣の隣の隣の隣の人ぐらいにファンサを始めたあたりで、ようやくその姿をちゃんと見ることが出来ました。

ぶ、

ブラピ、

ブラピ、いるじゃん!!!!!!!!!(大混乱)

正直、こうして肉眼ではっきりと確認をするまでは、心のどこかで「ドッキリなんじゃないか」とか「実は本人はいなくてVtuberのホロライブ?みたいな感じになるんじゃないか」とか「よう分からんブラピのそっくりさん的な人が来て誤魔化されるんじゃないか」とか、訳の分からない陰謀論めいたものをずっと考えていました。

でも、違う。いる。そこにいる。ブラピが、おるんじゃい!!!!!!

あ、うそ…来る…来てるよ…はぁ…

今日の衣装は黄色なんだ…韓国での真っ青な衣装とか、ショッキングピンクの衣装めちゃくちゃ似合ってたな…今日の衣装も似合ってる…

あ、後ろ髪跳ねてる…かわいい…

え!?次!?…あ、違うか。隣のお姉さんか…何早とちりしてんだ…ったくもう…

次!?あ、その前に後ろのお姉さんね…そうだよね、ブラピは全員にファンサしてくれるファンサの鬼おじさんだもん…後ろの人にだってやってあげるよね…うんうん…

は、

はぁ、

き、

きた!!!!!!!私の番だ!!!!!!!!

とうとう、対面…!

「あっ、…あぅ…あっ…(うちわを見せる)」

クソが~~~~~~~!!!!!予想はしていたけれど、推しを目の前にした時、何故オタクは「あっ」とか「えっ」とかしか話せなくなるんだ~~~~~!!!!まぁでもこうなることが分かってたから、あらかじめうちわ作って来たんですけどね~~~~~~~~!!!!

私が出したうちわに気付き、その文字を読むために目を細めて少し後ろに下がるブラピ(老眼)(今年で59歳)(世界で一番かっこいいアラ還)(好き)(大好き)

うちわの文字を読み「え~笑」と、若干照れた様子の笑みを浮かべながらも、ちゃんと投げキスのファンサをしてくれるブラピ(30歳年下の女に投げキス強請られて照れ臭くなっちゃうおじさんラブすぎ)(も~しょうがないな~笑って感じの態度が逆に小娘の恋心に火をつけ加速させる)(もうブラピが止まらねぇ)

ここで私の、今までに聞いたことがないような「せ、せんきゅう…♡♡♡」というメロ声返事が出る。動画で何度見直しても“女”になっている自分がゲロ面白いし、母親がこの時の私のモノマネをしてイジってくるようになったので、それはめちゃくちゃ腹立つ。

「sine?here?」と私のバインダーに挟まれたマネーボールのパンフレットを指差すブラピ。それに対して「アッ、へ、さ、サイン!?はっ、あ、オーケー!ヒア!!!」ともう返事なんだか、なんなんだかよく分からない言葉を返す私。

サラサラとサインを書いてくれたブラピに対し、私はなんとか声を振り絞って「フォト、オッケー?」と尋ねる。それに対し、ブラピは「yeah」と快く承諾。

嘘…私、ブラピとツーショット撮るの…!?

え、ちょ、ちょっと待って。ブラピが。ブラピが、近い。

私がツーショを撮りやすいように、屈んで目線を合わせてくれるブラピ。

私の顔の横に、すぐ、横に、ブラピの顔がある。

画面の中、ポスターの中、パンフレットの中、そこでしか見たことのない、見ることのできないブラピの顔が、私のすぐ横にいて、一緒に写真を撮っている。

私という一人の人間を認識して、一緒に、写真、を

な、泣きそう・・・・・・・・・・・・

そうして私へのファンサを終えたブラピは、すぐに別のファンの元へとファンサに向かって行った。

時間にして、20秒。でもこの20秒は、私の今までの人生も、これからの人生も変えてしまうような、そんな時間だった。

夢の終わり、恋の続き

ブラピはその後も、一人ひとり丁寧にファンサを続け、上記でも説明したように、舞台挨拶が終わっても、残りのファンにファンサをしていた。やっぱり、次の元号に決まってる男は違うね(※決まってません)

イベントが終わって、会場から出されて、ホテルに戻っても、私の手足はずっと震えたままで、ずっと冷たいままだった。

さっきまでの瞬間、全てがまるで夢のようで、でも私のスマホにも、イベント生中継のYouTubeにも、確かに私とブラピが会話をしてサインを貰って、ツーショットを撮っている動画が残っている。

夢、なんかじゃない

私、本物のブラピに会ったよ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!

本物に会ったことによって、さらに“恋”が加速している様子の私。

本物に会う前は、私の中でのブラピへの想いはsexy zoneの「君にHITOMEBORE」だったけれど、本物に出会った今はずっと脳内でキンキキッズの「愛のかたまり」が流れている。あまりに愛が大きすぎると、失うこと思ってしまうの……最後の人に出会えたよね……

等身大パネルを自作するほどブラピが好きで、それでここまで来て、とうとう本物に会って、投げキスを貰ってサインを持って、ツーショまで撮って、今なら世界中の人に優しく出来る気がする。

だって今の私、“一つ上の人間”なんで…笑

恋はそして、公式へ(?)

しかもしかもしかも~~~ブラピの私へのファンサ、ヤフーニュースにもなったんですよ!

ブラピの手厚いファンサービスにファン熱狂 初の京都イベントにはマスコミ50社が集

「ブラッドは「blow me a kiss」と書かれたボードに文字通り投げキッスで応えるなど大サービス。」

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc5dae8d08e170955b777db1b014bc342b307bf3

いや~~~これ、ヤバくないすか?笑

これもう完全に「公認」っつーか「日本中が認めるところ」っつーか、ねぇ?笑

これからは誰に何を言われても「いや…でも私ブラピに投げキスして貰ってる女なんで…笑」ってメンタル保てるし、ムカつく人には「でもお前はブラピと話したことないよな?私はあるが?はい、勝ち笑」って脳内で勝手に勝利判定できる。

これはマジで無敵のメンタルじゃないすか。もう、別に特別ブラピが好きなわけじゃないけど偶然遭遇出来た人に対して、醜い嫉妬を燃やして祟り神寸前になることもないね!

いや、めちゃくちゃ嫉妬してんじゃね~~~~~~~~か!!!!!

何が「だって今の私、“一つ上の人間”なんで…笑」だよ!!全然今までと変わらないじゃねぇか!!!むしろ、本物に会ったことによってさらにガチ恋同担拒否が加速してんじゃねぇか!?

まだまだこれからも、ブラピのオタクは止まりそうにないっつ~~~~~~の!!!

完!!!!!!

あ、今回のイベントのメインである映画「ブレット・トレイン」も、みんな是非見に行ってね!!!

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